豆苗はエンドウ豆を発芽させたスプラウトです。微かに豆の香りがするシャキシャキした野菜で、あくが少なく、短時間で調理できます。
天候不順で他の野菜の値段が上がっても、安定した価格で年中手に入ります。
豆と根のついた形で売られているものは、刈り取った後水をやって明るい場所においておけばもう一度収穫できます。一度買えば二度楽しめるとてもお得な野菜です。
豆苗の栄養
これから成長しようとするスプラウトは全体的に栄養豊富です。テレビでも紹介されたブロッコリースプラウトは、抗がん効果があると言われて大ヒットしましたね。
豆苗もカロテンが豊富で、ビタミンC、葉酸、ビタミンK、食物繊維も多く、たくさんの種類のミネラルも含んでいます。
豆苗の美味しい食べ方
直ぐに火が通るので時短料理に最適です。葉酸やビタミンCは水溶性なので、お浸しにするなら茹でるよりレンジで加熱した方が栄養分の損失は少なくてすみます。汁ごといただけるスープやお味噌汁にしてもいいです。
カロテンは油と一緒に摂ると吸収が良いので、炒め物に向いています。
にんにく、唐辛子と一緒にオリーブオイルでさっと炒めてペペロンチーニ風にするとピリッとした刺激で食が進みます。
火を通すとぐっとかさが減るので、一人でも1パックくらいは食べてしまいます。それでも100gあたりのカロリーは31Kcalと低カロリーですから、美容と健康に大いに役立ちます。
豆苗の育て方
スーパーで買ってきた豆付きの豆苗は、根元を3cmくらい残してカットし、料理に使います。残った根元をいちごパックに移して、根が浸かるくらいまで水を入れます。陽当たりの良い場所に置いておけば3~10日でぐんぐん芽が伸びます。
水は毎日取り換えます。日のあたる方に傾いで育つ様子観察するのも楽しいですよ。
豆の栄養を使って育つので、二回目の芽は買ってきた時のものより痩せて、豆の香りも薄くなっています。残念ながら三回目はヒョロヒョロで、料理の彩か吸い口くらいにしかなりません。